東葛印旛送り大師ヒアリング
こんばんは。学部生の遠藤です。
これまでは、「送り大師」という行事そのものについて調べてきましたが、今年度の卒業研究では、送り大師を活かした都市農村交流や集落同士の交流をテーマとしていく予定であるため、現状に詳しい、大師講の組合長を務めたこともある石井様にお話をお伺いしました。
送り大師は、柏市の旧沼南地区を中心として、今も残っている規模の大きい民俗行事です。
5日間のうち最終日は千人もの人がお寺に集まり、地域をあげての一大イベントであると思いきや、参加者は仕事もリタイアしたご高齢の方ばかり。農業と同じく後継者問題があるそうです。
送り大師はお接待といって、巡拝者のおもてなしをするのですが、それにはそれなりの費用と労力、準備期間が必要になります。時代に合わせて改良してきたといえど、こうした要因で送り大師をお休みする地区も現在は増えています。
しかし、200年も続いてきた民俗行事をそうやすやすと失うわけにはいきません。
これからも継続していくためには、無理をして今まで通りにやらずとも、出来る範囲で改良を加えていくことが必要ではないか、と石井様はおっしゃっていました。
このほかにも送り大師に関する資料やお話をたくさんいただきました。
午前中は図書館に行ったのですが、そこでも参考になる資料を見つけたので、そろそろまとめる作業に入る予定です。
今日は台風近づくあいにくの天気でしたが、とてもいいお話が聞けたと思います。
石井様はじめ杉野様、まちづくり公社の方々、ありがとうございました。
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